ルテインの持つ保護機能

網膜に必要な栄養成分であるルテインを意識的に摂取する

ルテインは、緑黄色野菜に豊富に含まれる色素成分(カロテノイド)の一つで、網膜に入ってきた光の中で、強いエネルギーを持つ有害性のある短波長を吸収する働きがあります。

他にも、活性酸素の影響による網膜の編成を防ぐ役割働きなど、網膜の健康維持に為には欠かせない成分です。

紫外線のようなものが思い浮かぶかもしれませんが、紫外線の大半は、眼球の外側の角膜や水晶体で吸収されるので、網膜まで届くことは無いと言われているそうです。

ルテインの効果の中には、紫外線から保護する働きがあるというような誤解を招く書き方をしているものもありますが、いずれにしても、網膜を保護するという働きは共通している事でもあります。

また、網膜の保護にルテインが関わっていますが、中心部分である黄斑には、ルテインよりも強力な抗酸化作用を持つゼアキサンチンが集中して存在しているそうです。

黄斑は、視野の中心として特に光が集まる部分ですので、網膜よりも成分の構成が異なっているみたいです。

PDTが認可される10年以上前から効果が知られていた

黄斑変性症の治療方法の一つである光線力学療法(PDT)によるレーザー治療は、厚生労働省を通じて認可が降りたのが2004年のことです。

そこから遡る事10年の1994年には、米国医師会ジャーナルに発表された研究で、各種カロテノイドを摂取すると黄斑変性症のリスクを抑えることが出来ると示されているそうです。

カロテノイドとは、βカロテン、リコピン、カプサイシン、そして、ルテインなどです。

ルテインをサプリとして、毎日、30mgを140日間に渡り投与した研究によると、投与開始から20日程度で黄斑の色素量が増えるという結果が出ているそうです。つまり、網膜にルテインが増えたという事が証明されたそうです。

体内で作り出されるが制限がある

ルテインは、体内で作り出すことも出来る成分ですが、40歳を過ぎると体内で生産されなくなってしまうそうです。50歳代からの発症が多いというのも、こうした体内環境の変化との関係もあるという事が頷けます。

その為、加齢による黄斑変性症のリスクを背負わないためにも、40歳以降は、サプリや食材などでルテインを意識的に摂取していきたいものです。

尚、ルテインを多く含む食材として、ブロッコリーやほうれん草、トウモロコシや卵黄などにルテインが多く含まれているので、少しずつでも改善を目指すのも大切な事です。

特に、野菜に含まれる色素成分の多くは、フィトケミカル(ファイトケミカル)と言って、抗酸化物質が豊富に存在しているそうです。体の細胞を保護する働きや機能維持を図る為にも、これらフィトケミカルの摂取は、有効に働いてくれる事でしょう。

1日に必要なルテインの量はどのくらい?

一日あたりのルテイン摂取量の目安は、大体6mg~12mgが良いと言われているそうです。これをほうれん草の量に置き換えるなら60g~120gとなるので、それほど摂取が難しいというわけでもありません。

ですが、野菜というのは生育環境や収穫時期によって栄養成分量が異なりますし、毎日摂取するのは難しいかもしれません。そんな場合は、ルテインを主成分とするサプリを試してみるのも一つの方法です。